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我輩は影のオーナーである。名を「さちこ」という。
普段は地方都市にある本社社長室の座布団型デスクの上で 瞑想している。


時折、店の方から「視察に来い」との要請がある。面倒くさいことこの上ないが、従業員から献上されたホッケに免じて、行ってやることにしよう。

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2017年12月21日 (木)

マジョリカ、冬の一押しメニューとマジョリカ七不思議

今季最強の寒波とともに、忘年会シーズンがやってきた。
息をするだけで大事なことまでホイホイと忘れていく従業員のような手合いはさておき、
賢明なお客様方はぜひ年忘れのパーティーなどで
今年一年を明るく締めくくりにぜひいらしてほしい。

そんな寒い時期に従業員も一押しのホットなメニューをご紹介しよう。

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「ロシア風ハンバーグシチュー」。
メニュー名はだいぶ寒そうだが心配ご無用。
これでもかと大量のたまねぎをじわじわ炒め、
形がなくなるまで煮込んだルーはどこまでもやさしい味わいだ。
(これは比喩でも冗談でもなんでもなく、
本当に玉ねぎの姿形はどこにも見えなくなるのだ)
ブラウンシチューよりも甘くまろやかで、
ホワイトシチューよりも香ばしくコク深い。
まさに双方のいいとこどりをしたような味わいである。

このまろやかなルーがまた白いご飯によくあうのだ。
わが店でドリアすら頼まない「シチューにはパン派(過激派)」のお客様すら
このルーの前には陥落し、いそいそとご飯にシチューを注いではもくもくと食べている。

*****
このシチューがおいしいのはわかった。ご飯にあうのもよくわかった。

そううなづくお客様方の次なる質問は、私にはすでにわかっている。

なぜ「ロシア風」なのか、「ロシア風」とはいったい何なのか、だろう。

私も常連客に言われて気が付いた。マジョリカ七不思議のひとつだ。
せっせと玉ねぎを炒める従業員にも聞いてみたが

「そういえば謎ですねー。まろやかだからウオッカに合う! とかじゃないですか?」

「そうなの? あったまるからツンドラ地方でも平気!ってことかと思ってた」

…などと頓珍漢なことしか言わないので、独自にレシピを調査したところ
答えはすぐに判明した。


当初このレシピには「ビーツ」が入っていたのだ。
甘みと土臭さが独特のビーツ、ボルシチには:かかせないビーツ。
なるほど確かにロシア風である。
それをお店で出すにあたり、
「手に入りやすいから」と「食べつけない食材が出てくるとひるむから」という
二つの理由でトマトに切り替え、現在に至っているというわけだ。
幸い、トマトの酸味は甘めのルーと相性抜群。くずしてルーにとかしても、
ハンバーグと一緒にいただいても美味である。

これは余談なのだが、ビーツに代わりロシア感演出のため入れられた
トマトであるが、原産はなんと南米アンデス山脈だそうだ。
ロシア風ハンバーグシチューを食べるときには、はるばる南米からやってきて
ロシア感を一身に背負わされているトマトにぜひ思いをはせてみてほしい。


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文中に出てきた「マジョリカ七不思議」だが、
残り6つは私についてのトップシークレットである。
「どんな不思議なんですか?」などと野暮なことは聞いてはいけない。
美しい女には謎がつきものなのだ。

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