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我輩は影のオーナーである。名を「さちこ」という。
普段は地方都市にある本社社長室の座布団型デスクの上で 瞑想している。


時折、店の方から「視察に来い」との要請がある。面倒くさいことこの上ないが、従業員から献上されたホッケに免じて、行ってやることにしよう。

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2017年3月

2017年3月28日 (火)

マジョリカ 最強のお通しを開発する

開業して30年も経った今こういうのも難だが、今マジョリカには
料理革命の風が吹き荒れている。

きっかけは従業員が偶然出会った、やたらおいしいだし(詳細は企業秘密)だ。

それを使えば煮物も味噌汁も抜群にうまい。炒め物にほんの少し加えて風味をつけてもいい。
この素晴らしいおいしさを何とかお客様にも伝えねばと、従業員が苦心惨憺の末
新たな料理を作り出した。

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見た目はただのこんにゃくの煮物だが、
立ち上るお出しのいい香りをお伝えできないのが残念でならない。
圧力なべで4時間かけて煮込まれたこんにゃくはだしのうまみを芯まで吸い込み、
口の中でほろりとくずれるその食感は、煮凝りを思わせるほどやわらかい。

が、まさかの具がこんにゃくのみ、絵面のあまりの地味さもあいまって、
残念ながらお通しのみでの提供となっている。

最近仕込んだものがまだしばらくはあると思うので、ぜひ従業員渾身のお通しを
ぜひ味わいにいらしてほしい。
が、これは従業員のマイブームが生んだ奇跡の産物、作るのにあまりにも
手間がかかるので、別のお通しに切り替わっていたら、ああブームが過ぎたのだと
笑ってやりすごしてほしい。

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従業員が鍋を見張るあいだ、特等席を独占する私。
うるさい奴がいないと思索もはずむというものだ。


2017年3月12日 (日)

マジョリカに謎の飲み物、襲来

しっぽの先まで冷え切るような寒い日が続いている。
おお、なんという地獄。なんという恐怖。
こんな日は猫舌の私も、すこしあたためたミルクなど飲んで身体の芯から
ほっとしたい。従業員たちも同じ思いなのか、ストーブの前で飲み物を広げ始めた、
と思いきや、私は目を疑った。

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「いったい誰が買うのだろう」と横目で通り過ぎる飲料が、いま、
私の眼前にずらりとならんでいる。

「珍しいから買ってきた」とそっけなく告げる従業員に「なぜ味で選ばない」と
突っ込みを入れる間もなく始まった「恐怖のコーラ品評会」、短いが早速レポートしていこう。


まずは名前からは泥臭さがにじみ出ている「鰻コーラ」。
白焼き、蒲焼、肝吸いといった美味を思い出すにつけてもコーラにできる気は
一切しない。早速飲んでみると魚としての鰻味、というより
甘辛の鰻ダレをコーラにしたような味だそうだ。
私としては鰻はそのまま食べたいし、ましてやコーラにするなど理解不能だ。
人間とはわからないものである。


「白米にあう?!」というラベルに従業員が思わず「ダウト」とつぶやいた
「梅干しコーラ」は、意外にも普通においしかったそうだ。
コーラの薬っぽい感じが苦手な従業員も、梅の酸味と塩みでさわやかに飲める!と
太鼓判だ。ただ同時に、白米には決して合わないだろう、と分析していた。
米好きの従業員は白米にシュワッとさわやかさは求めていないのだ。


さて、今回一番の鬼門「カレーコーラ」。注いだときの匂いはそれほどでもなかったが、
一口ふくむと、ねっとりと広がるカレールーの味、味、味。
だが後味は妙に甘い。
「前飲んだカレーラムネよりカレーが濃い」というのが従業員の総意だったが、
こんなキワモノカレー飲料を飲み比べたことがあること自体が
おかしいと思わないのだろうか。


すべて飲み終わった後、「今回はあんまりパンチがなかったね」と従業員の一人がぽつりと
つぶやいた。ほかの従業員もうんうんとうなずき、それぞれの持ち場に戻っていった。

なぜ、飲み物にパンチや珍しさをもとめるのか。

口に入れるものにまずさや恐ろしさを求めるのはなぜなのか。

従業員の頓馬な考えを理解しようと思ったが、やはり人間とはわからないものである。

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写真は従業員が飲み物品評会に勤しんでいる最中の私。

(以前従業員が謎の飲み物を飲み比べたときのレポートがこちら。
http://g334100.blog.gnavi.co.jp/blog/2009/08/post-f607.html
8年前から何一つ変わっていないのが恐ろしい。)

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