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我輩は影のオーナーである。名を「さちこ」という。
普段は地方都市にある本社社長室の座布団型デスクの上で 瞑想している。


時折、店の方から「視察に来い」との要請がある。面倒くさいことこの上ないが、従業員から献上されたホッケに免じて、行ってやることにしよう。

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2017年2月13日 (月)

マジョリカ、一攫千金を目指して

厳しい寒さに身を縮め、機をうかがっているうちにとうとう2月になってしまった。

さて、先の日記は従業員への愚痴に終始するなど、この高貴な私には
ふさわしくない内容となってしまった。今回はこのようなことのないよう、
ちょっと景気のいい話をさせていただこう。

*****
昨年の中頃だったか、従業員がいつにもましてへまを連発した時期があった。
まあ、へまといっても大したものではない。
連日同じ野菜ばかり買い置きしてしまったり、ほかの従業員の足をうっかり踏んだり、
ほかの従業員のおやつを間違えて食べてしまったり、という程度だ。

お客様や何よりこの私に被害が及んでいないので
別に全然まったく何一つ気にしていなかったのだが、
従業員は猛省したらしい。突然謎の小包をもってやってきた。

Tnd


「今までのご無礼は、ひとつこれでよしなに…」といって
差し出されたのは、その名も「黄金色のお菓子」という珍品中の珍品。
(なんでもネットで見つけたらしい)
景気のいい名前と、明らかにどこかの越後屋で見たことのありそうなルックス。
小判型の金の紙包みのなかにダックワーズが一つずつ入っているこだわりようだ。
この悪代官感満載のおみやげに、おやつを取られた従業員も思わず大笑い。

「越後屋お主も悪よのう…」などとつぶやきながら、なしくずし的に仲直りしていた。

*****
そしてそれから数か月後、「黄金色のお菓子」を持ってきた従業員が
またしても小包を手にやってきた。
なんでも週末に加賀百万石の街・金沢に遊びに行ったそうで、
土産は豪華に金色に輝く「金粉入りカステラ」であった。


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「金の味しないね」などと馬鹿な感想をいいながら、
もぐもぐとカステラをほおばる従業員たちをしり目に、
私は我が店をゆるがす重大な事実におののいていた。

さて、皆様もお気づきだろうか。


従業員がお菓子を持ってくるたびに、金の含有量が徐々に増えているのだ。


金の厚紙に包まれた焼き菓子(金含有量0)から、
表面に金箔がかけられたカステラへ。


なんということだ。この従業員がもう3回ほど出先で菓子を買い求めたら
そのうち金の延べ棒が手に入るに違いない。
私も我が店の従業員も遊んでくらせるではないか。


この事実に気づいてからというもの、私はこの金の手をもつ従業員に
気づかれぬようにこっそりとプレッシャーをかけている。

さあどうした従業員よ、早く遊びに行くがいい。そして金を手に戻ってくるのだ。


私のそんな思いを知ってか知らずか、今日も従業員は熱心に働き、
そして熱心にへまをやらかしている。


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厳しいまなざしをなげかける私。視線の先にはもちろん例の従業員だ。

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