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我輩は影のオーナーである。名を「さちこ」という。
普段は地方都市にある本社社長室の座布団型デスクの上で 瞑想している。


時折、店の方から「視察に来い」との要請がある。面倒くさいことこの上ないが、従業員から献上されたホッケに免じて、行ってやることにしよう。

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2013年10月

2013年10月15日 (火)

マジョリカ繁盛店への道 ~従業員、神頼みにはしる~

自由が丘の街に店を構えてはや30年。

わが店はこの街の栄枯盛衰を見守りつつ、ひたすらひっそりと営業を続けてきた。

「Good Music & 定食屋」 「こだわらない系飲食店」

「おしゃれじゃない自由が丘を求める人へ」

そんな風に自らを鼓舞し、「カフェとスイーツの街を埋める隙間産業」としてふるまってきたのだ。

だがしかし、そんな日々とはもうおさらばだ。

わが店は一気に自由が丘のスターダムへとのし上がり、きっと左団扇の日々が待っている。

従業員一人に一台羽毛布団のこたつを買い与え、

私はそこにのんびりくるまり、優雅にタイやマグロを試食して余生をすごすのだ。

 

 

*****

突然なぜこのようなことを言い出したのかというと、先日従業員が素晴らしいものを持ち帰ってきたのだ。

 

その名も「商売繁盛の砂」。

 

Ncm_0149

常連客や近くの飲食店店主を巻き込んで、サイクリングで出かけた折に、

偶然穴守稲荷でもらってきたものらしい。

 

…常連客の手前、サイクリングなどと格好よく紹介しては見たが、

実際は「坂がきつい」といっては止まり、

「のどがかわいた」といっては止まり、

「道端にかわいい猫がいた」といっては止まる、ずいぶん気ままなものだったらしい。

いっそ徘徊とどこが違うのか、ぜひ一度聞いてみたいものだ。

 

それはさておき「商売繁盛の砂」だ。

穴守稲荷で商売繁盛の砂を見つけ、嬉々としてもらいに走る従業員に声をかけた人がいた。

従業員とともに徘徊もといサイクリングに参加した、自由が丘の小粋なバー「リズモア」の

マスターK井さんだ。

「あれ、マジョリカさんその砂持ち帰るんですか?ただでさえ飛ぶ鳥を落とす勢いなのに、

そんなのまでつかったらもう満員御礼じゃないですか~」

見るからに人の良さそうな彼の言葉に

「うちはもう神頼みしかないんだ!!!」

と叫びそうになるのをグッとこらえて

「K井さんもどうですか?」

と尋ねてみた。

すると彼ははっきりと言い切った。

「うちには必要ありません!繁盛店ですから!!」

 

 

か、かっこいい。

・・・・かっこよすぎる・・・・

 

 

私も一度でいいから言ってみたいものだ。

 

だが頓馬で間抜けな従業員ばかりのわが店では、もう神頼みしかないのも事実。

とりあえず、霊験あらたかな砂は花壇の隅に丁重にまいておいた。

 

ご利益があったかどうかは、お客様の目で確かめて欲しい。

もちろん、外から覗くのではなく、実際に来店して。

Ncm_0165 
(「リズモア」のように繁盛店になるにはどうしたらいいか思案している私。

けっして暇にまかせてぐうたらしている訳ではない。)

 

 

 

2013年10月 1日 (火)

謎の漬物

めっきり涼しくなってきた。

布団の上でゆっくりと瞑想するのにふさわしい気候だ。

夏の思い出と言えば「ただただ、暑かった!」としか思い出せないのだが、

ひとつだけ「?」とおもうことがあった。

*****

この夏、お客様と従業員の間でちょっとした話題を呼んだお通しがあるので紹介したいと思う。

大分時期が過ぎているが、そんな細かいことは気にしてはいけない。

Ncm_0130



見た目はただの漬物なのだが、これがまたけっこううまいのだ。

みずみずしい食感とさっぱりとした味わいは暑気払いにはぴったりだ。

むろん残暑の中飲むビールにも大変ふさわしい。


ところがこの漬物が話題となったのは、その味わいのためではない。

>

「えーこの漬物なんだろうねー?」

「ちょっとわからないなー。たぶん瓜だと思うんだけど…」

>

そう、わが店を訪れるお客様の間で「正体不明の漬物」として

妙な話題を呼んでしまったのだ。

 

 

 

ちなみに従業員がこっそり会話に聞き耳をたて、お客様の予想を集計してみたところ、

大きくなったきゅうり、ズッキーニ、雑種の瓜、すいかの皮のところ、といった意見が若干名。

そして、それらすべてのもっともらしい候補を押しのけ、

「謎の漬物真の正体ランキング」一位を独走したのは、なんとアボカドだったのだ。

 

 

Dsc_0151

 

なんということだ。

 

 

 

 

 

確かに姿形はよく似ている。が、その感触は「あっさり」というより「もったり」。

見た目以外はまったく似ていないではないか。

 

いや、そういえばこのアボカドは十分すぎるほど熟したもの。

時を経ると黄色く色づくゴーヤやピーマンよろしく、アボカドも熟す前と後ではだいぶ違うのか?

 

さすがに産地のメキシコへと従業員を派遣し、若いアボカドで漬物を仕込むのは

予算的にも不可能なので、この件に関しては残念ながら迷宮入りだ。

どなたかメキシコにくわしい方がいたら、ぜひお知恵を拝借したい。

 

 

なお、最後になるが、この漬物の正体は「白瓜」。初夏から真夏までを旬とする愛すべき野菜である。

これで正体もはっきりしたので、来年は安心して召し上がってほしい。

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