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我輩は影のオーナーである。名を「さちこ」という。
普段は地方都市にある本社社長室の座布団型デスクの上で 瞑想している。


時折、店の方から「視察に来い」との要請がある。面倒くさいことこの上ないが、従業員から献上されたホッケに免じて、行ってやることにしよう。

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2013年2月

2013年2月28日 (木)

なんでも電動になる時代 ~従業員、気になる引き出物を見つける

このところ、従業員の知り合いに冠婚葬祭のラッシュが来ている。
入れ替わり立ち代わり、週末ごとにめかしこんで祝いの席に旅立つ従業員。めでたいことである。
だがしかし、祝いの席に参加するたびに、従業員の心をひたすら悩ませるものが一つだけある。


そう、引き出物だ。


最近は自分の好きなものを取り寄せるカタログ形式が主流だ。
「選ぶ楽しみ」と「贈る楽しみ」の二つを楽しめるとは、なかなか気の利いたシステムである。
だが、従業員は過去いくどとなく引き出物に挑んでは、無駄な負け戦を重ねていた。


あるときは「星空のロマンが私を呼んでいる」といって望遠鏡を頼んだが、
いくらのぞいても向かいの日の出電機の看板すら見えなかったし、


またあるときは「整理整頓でもっと素敵なマジョリカに☆」といってキッチン用の整理棚に目を付けたものの、
あまりに小さすぎてマグカップ一つのらなかった。

料理をはやく、便利にしてくれるだろうと「大根おろし器」に目を付けてみたものの、
そのあまりのうるささに閉口し、早々に投げ捨てたことは、以前こちらの日記にも書いただろう。



今回もカタログと首っ引きになり、悩み続ける従業員。

……どうやら今回も長丁場になりそうだ。
騒ぎ立てるものもなく、久しぶりに静かな時間を満喫していた私は、
突如従業員にゆさぶり起こされた。


「オーナーちょっとみてください!!
すっごい気になる引き出物見つけました!!!」



まったく、どうでもいい小さなことを大仰に騒ぎ立てるのは、従業員の悪い癖だ。
この寒さに負けて脳みそまで凍りついたとでもいうのだろうか。
どうせ今回も大したことないだろうと思い、やる気なくカタログに目を向けたまま私は固まった。



Dsc_0004
「くもの巣キャッチャー」。
確かにものすごく気になる商品である。

「グラスファイバー製で、しかもこれ電動らしいですよ!電動!
一体どんなもんか試してみたくないですか?!」


確かに。いったいどんなもんか非常に興味をそそられる。


だがしかし、くもの巣などほうきの柄に古ストッキングでも巻いておけけばいい問題ではないのか。
それでくもの巣を取るときに、「これが電動だったらなあ…」などと思ったことが今まで一度でもあっただろうか。



従業員たちは「なんか面白そうだから」という理由で、だいぶ「くもの巣キャッチャー」獲得に乗り気である。
そんな従業員達を正義の猫パンチで一喝し、ほかにもうちょっと役立ちそうなものはないか、
毎日カタログをみては頭を悩ませるこのごろである。


Ncm_0085_2
棚の上まで俊敏に見守る私。我が店にくもの巣をはろうという輩がいたら即刻たたき出す構えである。

2013年2月24日 (日)

従業員、ヒートテックの限界に挑む

ここ自由が丘の街に珍しく大きく大雪が積もり、
従業員がはしゃぎまわったのは先月のことだっただろうか。


皆様はお気づきだっただろうか。従業員は雪の到来にはしゃいで雪だるまづくりに熱中する一方、
恐るべき人体実験を敢行していたことを。



******
雪のなかに飛び出さんと、嬉々として防寒対策を進める従業員。
その足元を見て、私は驚きの声をあげた。


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いったい何をしているのだ従業員!左右の靴下が違うではないか!



「ふっふっふ…見てくださいオーナー。
片足はヒートテック、もう片足は普通の靴下!
去年たくさんのお客さまにオススメされたヒートテックの威力ははたして本物なのか。
私が身をもって確かめてきます!!」

そういうと、従業員は左右バラバラの靴下にスニーカーを履き
果敢に雪のなかへと飛び出していった。


おしゃれの街自由が丘の住人すらゴム長靴を履いて歩く雪の日に
スニーカー姿で雪を掘り返す従業員。



その勇気が仇となったのか、開始30分後には

「スニーカーに水染みた!!足が冷たい!死ぬ!!」
などと 叫びながら雪と闘う羽目になっていた。



店の前に雪だるまを3つ作り終え、満足そうな顔で戻ってきた従業員にそっと問いかけてみた。



どうだ従業員よ。ヒートテックの威力は雪にすら打ち勝つものであったのか。


従業員は視線を落とし、若干やさぐれた表情でつぶやいた



「正直いってあれですね。ここまで靴下ごとびっちゃびっちゃになると、 ヒートテックとかそうじゃないとか全然関係ないですね。」


そして洗濯かごに濡れた靴下を放り込むと、粛々とストーブの前へと向かっていった。
後に残ったのは途方に暮れた私と、べっしょりと濡れた靴下だけである。
(なお、靴下はどっちがどっちなのか一切見分けはつかなかった)



****** さすがにこれでヒートテックの実力を推し量るのはかわいそうなので、
もう少し路面のコンディションのいい日に感想を聞いてみた。

「ん~~~、“私はあの、超あったかいと評判のヒートテックを履いてるんだ!!”って思うと、 心なしか心強いくらいですかねえ…」


今日もヒートテックは、寒い中買い出しに向かう従業員の心をほんのりと支えてくれている。


Dsc_0027_1 極上の毛皮と従業員の布団で寒さに立ち向かう私。
ヒートテックに頼る予定は今のところなさそうだ。

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