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我輩は影のオーナーである。名を「さちこ」という。
普段は地方都市にある本社社長室の座布団型デスクの上で 瞑想している。


時折、店の方から「視察に来い」との要請がある。面倒くさいことこの上ないが、従業員から献上されたホッケに免じて、行ってやることにしよう。

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2012年9月

2012年9月 8日 (土)

従業員、カップラーメンにこだわる

最近、従業員の間でカップラーメンブームがきている。

 

 

仕事の合間につるっと食べられ、しかも洗い物もゼロ。

その上最近のものは麺にもスープにも工夫が施されており、

それぞれ食べ比べるのが楽しいのだとか。

 

 

「人に食の楽しみを届けるべきわが店の従業員がそんなことでいいのか」などと

従業員を叱り飛ばすことはない。

私だってふだんシャケやホッケに舌鼓を打っているが、ときどき

ドライフードのあのカリッとした触感と何ともジャンクな味わいが恋しくなったりするのだ。

従業員の気持ちはよくわかる。

 

 

パーティーの後片付けが終わり、次のお客様を迎え入れる準備ができたら、

カップラーメンパーティーのはじまりである。

さっそくお湯を沸かし、かやくやスープを準備する従業員。

私もたまには従業員との懇親の機会を持つべく同席しようか……と思ったが、

ちょっと待て従業員!お前はいったい何をやっているのだ!

 

 

 

そう、従業員はかやくの袋をおもむろに開け、中身を別の皿にぶちまけて

箸で必死にかき回し始めたのだ。

 

 

 

「え?何って、かやくの中からニンジン取り出してるに決まってるじゃないですか。

ニンジン嫌いなんですよ~」

 

 

そういって従業員がつまみ上げるニンジンの全長はわずか2ミリ。

それをネギやわかめの間からせっせとより分けるのに、いったい何分かかっただろう。

当然かやくを開けた皿は洗い物になったが、従業員は気にする様子もない。

そのニンジンへのこだわりを他へ活かせばいいのに。

 

 

 

フリーズドライ製法で縮み、しなびたニンジンに、従業員はいったい何を思ったのだろうか。

それは、ニンジン嫌いな従業員にしかわからない。

Sachiko120907

ニンジン色のカバンに入って物思う私。それでもやはり従業員の気持ちはわからない。

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