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我輩は影のオーナーである。名を「さちこ」という。
普段は地方都市にある本社社長室の座布団型デスクの上で 瞑想している。


時折、店の方から「視察に来い」との要請がある。面倒くさいことこの上ないが、従業員から献上されたホッケに免じて、行ってやることにしよう。

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2012年7月

2012年7月12日 (木)

今日は何田にいきますか? ~マジョリカからお店選びのアドバイス~

わが店の隣に、新しい飲食店がオープンした。

 

その名も「田中」。なんでも大阪伝統の味なのだそうだ。

看板にそう書いてあった。

 

店の前面はガラス張りになっており、

日々楽しそうに飲んで騒ぐお客様の姿が見受けられる。

 

これまでは日替わり、週替わりでテナントが変わってしまい

若干さびしかったのだが、これからはもうそんなさびしさとはおさらばだ。

これからは揚げ物の香ばしいにおいをかぎながら日々過ごそうかと思う。

 

******

 

ところでこの「田中」がオープンしたことによって、

このマジョリカ界隈に大きな問題が発生してしまった。



そう、近所によく似た名前の店が多すぎるのだ。

 

今回オープンしたのが串揚げの「田中」で、

その向かいにあるのが「おか田」、斜め前にあるのが「松田」、

緑ヶ丘方面に進むと鶏のから揚げで有名な「とよ田」があり、

そこからさらにまっすぐ行くと家電量販店の雄、ヤマダ電機まであるのだ。


これは困った。これではどこがどこだか非常にわかりづらい。

なにしろ「田」のつく名前が多すぎる。

 

「あれ、今日飲むのは何田だっけ?」「もー同じような名前が多すぎてわかんないよー!」

 

そんなお客様の嘆き悲しむ声が聞こえてくるようだ。

 

だがお客様方よ、安心してほしい。

自由が丘の地に立って30年、老舗居酒屋のオーナーたるこの私が、

簡単かつ非常に確実な解決策を教えて差し上げよう。

 

 

答えは簡単。



みんなマジョリカにくればいいのである。

 

先に挙げた店はすべて「田」がつき区別が非常にしづらかったが、

「マジョリカ」なら名前は洋風だし5文字もある。実にわかりやすい。

 

それに「こだわり以外は何でもある」と言わしめるほどのわが店。

一応揚げ物も鶏肉も油揚げも一通りそろっている。

串にこだわるあなたのために、コロッケやメンチカツを爪楊枝にさして

ご提供してもいい。

 

電池や家電が買いたいときはちょっと難点だが、

そんな時もやっぱりマジョリカに来てみてほしい。

どうせヤマダ電機に行くまでにわが店の前を通るのだ。

多少寄り道したところで大した違いはないはずだ。

 

 


自由が丘で、何田で飲むのか迷ったらマジョリカ。

ぜひ覚えておいてほしいところである。

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できれば、たいして迷っていないときにもご指名がほしいところであるが

そこまでの贅沢は言わないことにしておこう。

2012年7月 1日 (日)

冷やし中華よりも先に ~マジョリカ、そうめんはじめました~

暑くなったり寒くなったり、はっきりしない気候が続いている。

上等な毛皮を持つ私にとってはありがたいことこの上ないが、

お客様方はいかがお過ごしだろうか。

ちなみに我が店の従業員は私のこともかまわず夏が来るのを心待ちにしている。

まったく冗談ではない。



 

 

 

6月の頭のことだっただろうか。

Y社のY田氏が遅い夕餉を済ませに我が店にやってきた。

 

 

豚肉の野沢菜炒めなどをがっつりと食べ、締めのビールを飲みながら

Y氏はごくごく自然に従業員に問いかけた。

 

 

「あれ、そうめんってもうはじめてましたっけ?」

 

 

私は耳を疑った。普段から頭が寝ぼけている従業員もひどく驚いたようだ。

我が店ではお客様のリクエストには出来る限りお応えするよう

従業員を教育している。

 

 

とはいえ、繰り返しにはなるが季節はまだ6月だ。

降りしきる雨を疎ましく思うことはあっても、まだそんな夏真っ盛りのことなど

思いいたるはずないではないか。

 

 

従業員に命じて、

「大変申し訳ありませんが、そうめんはまだご用意いたしておりません」

と、腰を最大限低くさせながら伝えたところ、某人はひどく悲しそうな顔になった。

 

 

「そっか~、そうめんまだなんですか~。

残念だなあ、そうめんおいしいのに。……あー、言ってたら

だんだん食べたくなってきちゃった。

 

 

…そうだ!じゃあ来週また来るんで、

その時までにそうめん用意しておいてくださいよ!」

 

 

なんというそうめんへの溢れる熱意。私も従業員も思わず圧倒されてしまった。

そもそもそうめんとは、真夏真っ盛りでもそんな熱烈に食べたがるようなものだっただろうか。

 

 

呆気にとられる私達を店に、彼はさっそうと去って行った。

「じゃあ、来週そうめん忘れないでくださいね!そうめん!!」

という一言を残して。一体何がそんなに彼を駆り立てたのだろうか。

しかもそうめんに。

 

 

…というわけで、若干どころかだいぶ勇み足な感はあるが、我が店では

一足早めにそうめんの扱いを開始した。

「うん、今年もおいしい!」とY氏からも太鼓判を頂いたこのそうめん。

夏前にあなたの心のそうめん熱が疼いたらぜひ我が店に立ち寄ってほしい。


Sachiko

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