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我輩は影のオーナーである。名を「さちこ」という。
普段は地方都市にある本社社長室の座布団型デスクの上で 瞑想している。


時折、店の方から「視察に来い」との要請がある。面倒くさいことこの上ないが、従業員から献上されたホッケに免じて、行ってやることにしよう。

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2012年4月

2012年4月25日 (水)

従業員、レンズを紛失する

やれやれ、まったくひどい目にあった。まさかこのブログが4月頭までメンテナンスとは。


おかげで渾身のエイプリルフールネタもお蔵入りだ。

いや、決して思いついていないのをごまかしているわけではないのだ。決して。



そういえば随分前に、従業員の様子が少しおかしかった。

他の従業員が話しかけたときも、私のありがたい訓告のあいだも、しきりに左目をこすっている。



そしてしばらくののちトイレにかけこむと、眼鏡を片手にフロアに戻ってきてこういったのだ。



「すいません、ちょっとその辺にレンズ落ちてませんか?」




その言葉を聞いた瞬間、従業員一同は戦慄した。普段ふぬけた従業員が身を固くするのも当然だ。

この薄暗いフロアのどこかにコンタクトレンズが落ちているというのだから。



私達は慎重に地べたに近づき、おそるおそるあたりの捜索を始めた。



なにせレンガ張りの床に間接照明だ。味があるといえば聞こえはいいが、

コンタクトを探すにあたっては何のメリットもない。



私も目を凝らし、尻尾を立てて床を凝視していると、当の従業員は眼鏡を片手にこういった。



「あ、そんな真剣に探さなくても大丈夫ですよ。落としたのは眼鏡のレンズなんで」



…私の壮絶な猫キックの後くわしく話を聞いたところ、どうやら本当に眼鏡のレンズを落としたらしい。

どうも左目がぼやけるとおもったら左目のレンズだけなかったそうだ。

そういえば、従業員が持つ眼鏡には、片方だけレンズがはいっていない。




この際はっきりいわせてもらおう。お前は馬鹿か。

この世界のどこに眼鏡のレンズを落とすやつがいる。

全く、わが店にそんな稀代の間抜けがいると思うと、ため息しかでないというものだ。



結局眼鏡のレンズは発見されず、従業員は予備のコンタクトでその日の勤務を乗り切った。

(ふつう役割が逆だと思うが)



そして、翌日のさわやかな昼下がり

「すみません、レンズは家の枕元にありました。」という心底どうでもいいメールが届いた。

つまり当日は、眼鏡のレンズが片方抜けたまま、電車を乗り継ぎここまでやってきたということか。まったくあきれて物も言えないというものである。




…これを読んで、「これは絶対にネタだ」と思ったな。

「エイプリルフールに出し損ねたネタを、今一生懸命に書いているんだな」と思ったな。



馬鹿をいってはいけない。従業員じゃあるまいし、誰がこんなくだらないことを思いつくというのか。

だって本当にあったことなのだから。


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