プロフィール

フォトアルバム
スタッフ

我輩は影のオーナーである。名を「さちこ」という。
普段は地方都市にある本社社長室の座布団型デスクの上で 瞑想している。


時折、店の方から「視察に来い」との要請がある。面倒くさいことこの上ないが、従業員から献上されたホッケに免じて、行ってやることにしよう。

最近のトラックバック

もっとお店のブログを見る

« 2010年2月 | メイン | 2010年4月 »

2010年3月

2010年3月29日 (月)

従業員の理想と私

我が店の従業員は、自転車に乗るのを趣味としている。

最近では、趣味をかねて少し遠方まで買い出しに出かけている。

特に最近では、西小山にあるという、猫のいる店がお気に入りらしい。


「そこの猫はオーナーよりも可愛げがあるから」という理由だそうだが、聞かなかったことにしておこう。

ある日、従業員が買い物から帰ってくるや、突然段ボールに向かって工作をし始めた。なんだか無性に嫌な予感がする。


「今日もあのお店に行ったら、猫がポリ容器の寝床から顔だけ出してこっち見てたんですよ!かわいかった~。」


「オーナーにも似たような寝床作るんで、ちゃんとかわいく顔だけ出して下さいね!」


その一言からどのくらい経っただろうか。満足げな従業員の足元には、見るも無残な姿になった段ボールが転がっていた。



「さあ、出来ましたよオーナー。早速入って小首のひとつもかしげてみてください!」


…我が店の従業員は、なんて厚顔無恥なのだろう。

なぜ、店のオーナーたるこの私が、こんなボロ雑巾のような寝床に好き好んで入らなければならないのか。
このような粗末な寝床(中にはごわごわしたタオルが一枚敷いてあるきりだ)が、私にふさわしいとでも思っているのか。全く理解に苦しむ。


従業員は私のこの当然の主張が理解できないのか、「せっかく作ったのに、オーナーが入ってくれない」とふてくされている。

むしろ従業員こそ、このような寝床を使って身の程をわきまえるべきだと思うのは、私だけだろうか。


「オーナー、使い方が違いますよ!上に乗るんじゃなくて中に入って下さいよ、もー!」

せっかく従業員の作ったがらくたを有効活用してやろうというのに…。全く騒がしい従業員だ。

そして、入ったら入ったで、やれ顔を出せだのもうちょっと前にこいだの、カメラの方を向けだの携帯片手にさわがしいことこの上ない。
せっかく望み通り入ってやったというのに…。これだから我が店の従業員は…。


2010年3月15日 (月)

言い訳の達人

先日、従業員が知り合いのラーメン屋・J福に食事に行った時の事である。

従業員が店主に「タンメンをニンジン抜きで」と注文した。

店主がすかさず「ニンジン嫌いなんですか?」というと、従業員はこともなげに答えた。

「いえ。医者に止められてるんです。」

このように、我が店の従業員は言い訳だけが達人的にうまい。
本当に口から生まれてきたのではと思うほどだ。


常連に体重を聞かれては、「親の遺言で体重だけは教えるなと…」

嫌いなニンジンをすすめられては、「前世でそれ食って死んだので…」

またニンジンをすすめられては、「宗教上の理由で…」

さらにニンジンををすすめられては(もう従業員のニンジン嫌いはいい加減にしたほうがいい)「すみません、前世そいつには世話になったので…」


他にも、上げようと思えば枚挙に暇がないが、これ以上従業員の品格の無さをひけらかすのもなんなのでやめておこう。


全く、従業員の言い訳の何とあさましいことよ。もっとまっすぐに生きられないのか。
この私を見るがいい。向かい風にしっぽを立て、常に胸を張って生きている。


「じゃあ言わせてもらいますが、オーナーもいつも寝てばっかりじゃないですか!それを構想練ってるだの、思索にふけってるだの…本当に考えてるんですか?」


「そうですよ!それに世間では『たこ焼きにタコが入ってない!って言ったら「たい焼きに鯛が入ってるか?!」って言われた』っていう人もいるんですよ!それに比べたらまだ私たちはましな方です!」

全く、従業員の弁の立つことといったら、憎たらしくてしょうがない。
その才気を店で生かしてくれればいいのだが。


マジョリカ のサービス一覧

マジョリカ