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我輩は影のオーナーである。名を「さちこ」という。
普段は地方都市にある本社社長室の座布団型デスクの上で 瞑想している。


時折、店の方から「視察に来い」との要請がある。面倒くさいことこの上ないが、従業員から献上されたホッケに免じて、行ってやることにしよう。

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2009年6月

2009年6月27日 (土)

もしも自分がもう一人いたら

暑くなるとやはり冷えたビールが恋しくなるのだろうか。

最近店が忙しいことが多い。店にとっては嬉しい限りだ。


従業員も喜んではいるが、パーティ中の従業員は常にてんてこ舞い。

料理を作りつつカクテルを作りつつ注文を聞きつつ料理を運びつつ…息つく暇もないようだ。


パーティが終わってひと段落したあと、従業員が休憩しながら話し合っていた。


「あーもう疲れた!猫の手でも借りたい!この際オーナーのでもいいから!」


「こういう時に自分がもう一人いたらなあ…」

「ねー。忙しくなったらシフトみたいに変わってもらってさあ」

「そう。ついでに部屋の掃除とか、洗濯とかもしてもらって!」

「あー、いいなあ!ホント、もう一人自分が欲しい!」

「もう一人の自分を働かせて、思いっきりぐうたらしたい!!」

そんなくだらない話題で盛り上がる従業員を背後から覗きながら、私はあきれ果てるしかなかった。


何と愚かな従業員だろう。


よく考えてみてほしい。たとえ従業員が何人いようと、それは全員お前なのだ。


その中に、進んで店を手伝ったり、あまつさえ掃除や洗濯を済ませておいてくれるような、そんな殊勝な心がけをもったものがいるとでも思ったのだろうか。いるわけがないではないか。どうせ頓馬で怠惰な従業員のこと。全員で布団を奪い合うのが関の山ではないか。

もしも従業員がそんなに大量にいたら、きっと全員が大挙して私に泣きついてくるのだろう。
「オーナー、給料上げて下さいよ~」
「オーナーどうしましょう、玉ねぎがもうない!」
「オーナー、もうちょっと休みたいです」
「疲れたんでちょっとぐうたらしてきていいですか?」
「ねえ、聞いて下さいよオーナー!」…


ああ、考えただけでも怖気がが立つ。従業員の増殖だけは、絶対に阻止しなければ。


2009年6月22日 (月)

個人的なお詫び

さて、普段は店のため、そして日記を楽しみにしている人々、特に店に来るたびに私の日記更新スピードをやんわりと諭していくというH田氏に向けて日記を書いているのだが、今回は特別に、個人的なお詫びのためにこの日記を使わせて頂きたいと思う。


我が店には前々から来てくれている常連さんが結構いる。


特に近所に店舗のあったY社の社員の方々がかなり贔屓にして下さって、毎回夜遅くにご飯を食べに来てくれていた。彼らと話すことを従業員も心待ちにしていたようだ。


そして最近、そのY社社員の一人、O川氏が東北のほうに転勤となってしまった。Y社の方もいろいろあって社員の方とお会いする機会も少なくなり、従業員もさびしがっていた。


そんな中、今月にそのY社社員の方々が集まって飲み会を開くという。
会場は光栄なことに我が店だ。


そして飲み会の当日、そこにはなんと東北にいるはずのO川氏の姿が。
「会社の都合で3連休になったし、どうしてももう一度マジョリカに来たくて」といってくれたO川氏には、感謝の言葉が尽きることは無い。

本来ならその日は貸切、深夜の3時までも4時までも語り明かしてほしかった。


しかし実はその翌日、前に行った従業員の祖母の葬儀関連のことで従業員が里帰りをすることになっており、どうしても店を早じまいせざるを得なかったのだ。


Y社のO川氏、あの日はゆっくりといてもらえなくてすまなかった。
この場を借りて心からお詫びしたい。

O川氏よ、もしさびしくなったら、そして東京が、マジョリカが恋しくなったら、どうかこの日記を覗いてほしい。

私のこの洗練されたスタイリッシュな文章からは、きっと都会の香りがすることだろう。それで心をいやしてほしい。


2009年6月20日 (土)

訃報

最近更新が滞ってしまって申し訳無い。いろいろ身辺がばたばたしてしまったのだ。

当然、暑くて動きたくないというのも、大きな理由の一つだが。

実は、今月の頭に従業員の実の祖母が他界してしまい、その関係で従業員の実家まで何度か帰っていたのだ。


この従業員の祖母というのが、当時御年103歳。文豪の太宰治や中原中也が、彼女の前では年下である。まさに大往生といったところであろう。


晩年は、従業員におむつを替えられるようになりながらも、その旺盛な食欲を失わなかったという。のちに入った施設のほうでも食欲には定評があったそうだ。


私もここまで店のために尽くしているのだ。
私に苦労をかけた従業員に下の世話をさせるくらいまで長生きしてやろうと思う。


私がこうつぶやいたら、「今でも私たちがオーナーのトイレをそうじしてるじゃないですか」と言われた。聞かなかったことにしておこう。


2009年6月 1日 (月)

自由が丘が、フランスになった

五月末は、店を休んでしまい申し訳無い。

おかげで、無事厨房の大掃除も終わった。

店にあるものを全て上の階に運んで、掃除したあとまた下ろして、という重労働であった。

おかげで、見守っている私の方まで非常に疲れた。ああ肩が痛い気がする。

私と従業員たちがそんなくすんだ一日を過ごしている間に、自由が丘の街では何やらイベントがあったらしい。


何でも、我が店の近所の通り(何でも「マリクレール通り」という、大層お洒落な名前の通りである)が、フランスの街かどに大変身したようだ。


異国の地に興味を持って、片付けの後早速視察に行ってみた。

噂のマリクレール通りには露店が立ち並び、あちこちからジュージューと油の焼ける音が聞こえてきて、住民の笑い声やおいしそうな匂いとともに、何とも幸せそうな雰囲気を醸し出していた。

ただ、露店のメニューはすべて日本語で書かれており、そこここから漏れ聞こえる会話も全て日本語であった。

その上、露店ではたこ焼きや焼き鳥も売られていた挙句、なんとチヂミやトッポギといった韓国料理まで振舞われていた。フランスという国の懐の深さを、改めて思い知らされた。


ちなみに、この催しは昨日が最終日であった。

興味の湧いた方は、ぜひ来年訪れてみてほしい。

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