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我輩は影のオーナーである。名を「さちこ」という。
普段は地方都市にある本社社長室の座布団型デスクの上で 瞑想している。


時折、店の方から「視察に来い」との要請がある。面倒くさいことこの上ないが、従業員から献上されたホッケに免じて、行ってやることにしよう。

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2008年12月

2008年12月31日 (水)

静かな年の瀬を求めて

年の瀬も押し迫ってきた。

大晦日ということで、街の喧噪も少し落ち着いてきた。喜ばしいことである。

年賀状とやらも書きあがったとみえて、プリンター付近も静寂を取り戻し、私のくつろぎの日々も戻ってきた。重ね重ね喜ばしいことだ。

ああ。静かな年の瀬とはいいものだ。このまま、静かで穏やかに新年を迎えたいものだ。

「オーナー、そこちょっとどいてください! もうすぐ新年なんだから、部屋をキレイにしないと!」

そう言いながら従業員はあの忌まわしい掃除機を振り回しながら、部屋のあちこちを踏破しはじめた。

ああ。我が店に従業員がいるかぎり、私に平和は訪れないのであろうか。 一刻も早く、従業員の「大掃除」とやらが終わってくれることを願うばかりである。

2008年12月30日 (火)

年の瀬の弊害

最近めっきりと身辺が慌ただしい。流石年の瀬である。

世間の人々も従業員も、年が明けるからといって少し騒ぎ過ぎではないだろうか。 もっと大きな視点で考えれば、ただ一日が明けただけである。それなのに街は騒ぎ、店はセールを打ち、テレビは特番を垂れ流す。もう少し静かな気持ちで迎えることはできないのだろうか。

私だって、何の理由もなしにこんなに新年の盛り上がりを非難しているわけではない。

随分前にテレビが壊れて以来、私はプリンターの上を新しい寝床に定めていたのだが、最近は近づくことすらできやしない。 何でも、従業員が「年賀状」とやらを作るために四六時中使っているのだ。

普段はストーブにも近く、ほんのりと温かく静かなプリンターが、従業員達の操作によってひたすらがたがたと振動しながら葉書を吐き出す妙な箱へと成り下がってしまった。

ああ。この寒さの厳しい中、プリンターの上も不可能となれば、私はいったいどこで暖をとればいいのだ。 そうしたら私にはもう、押入れの中と従業員の布団の上と電子レンジの上しかないではないか。

全く、早く年の瀬など過ぎ去ってほしいものである。 そして、早く私にプリンターの上でくつろぐ日々を返してほしい。

2008年12月25日 (木)

せめてクリスマスのムードを

昨日、今日と異様に街が賑やかだった。

そう、クリスマスである。

とはいっても、我が店は結局クリスマスツリーを出すことも出来なかったためか、 つがい達のイベントであるクリスマスの日にも、予定の一つもなく店で労働に勤しむ寂しい従業員達の醸し出すオーラのためか、あまり華やかなクリスマスらしさというものは無かった。

ちなみに、せめてもの慰みに飾られたリースやタペストリーは、未だ壁に飾られたままである。 こういった飾りは行事が終わったらすぐに片付けないと婚期が遅れるとどこかで聞いた覚えがあるのだが、従業員たちは大丈夫なのだろうか。

いや、もしかしたら別の行事だったかもしれない。まあどうでもいいことである。

そんな我が店に少しでもクリスマスムードを呼び込むため、私も一つ体を張ってみた。

この日記を見た皆様にも、すこしでもクリスマスムードが伝われば幸いである。

2008年12月19日 (金)

常連の疑惑

我が店の常連客の一人H田氏が、この日記を読んでいるらしい。

日々気が向いた時に書くだけのものなのだが、随分面白がってくれているようだ。

何でも従業員に、

「日記を書く頻度が低いのでは」

と問い詰めていたらしい。大きなお世話である。 そして、なんと彼は

「この日記は誰が書いているのか」

と従業員に訪ねたというのだ。 私はその話を聞いて我が耳を疑った。 なんと無礼千万な輩なのだ。 誰がこの日記をしたためているか、それは我が店のオーナーたるこの私しかいないではないか。 あの愚鈍な従業員たちに、これほどまでに知的で機知に富んだ、才気溢れる文章が書けるだろうか。いいや、書けるはずがない。

常連故、私のことも従業員のこともよく知っているとばかり思っていたが、彼が従業員の間抜けぶりを知らないとは。どうやら彼のことを少し買いかぶりすぎていたようである。

日記の執筆者を疑うH田氏のために、私が日記をしたためている光景を貼り付けておこう。 

これを読んで、彼の疑いが晴れることを切に望んでやまない。

2008年12月18日 (木)

クリスマスの憂鬱

さて、師走も半ばに近付き、町も活気づいてきた。

日が暮れるとこれでもかと言わんばかりの電飾が町を彩るのも、町を賑やかに見せるのに一役買っている。 そんなクリスマスムードに染まる自由が丘の街に触発されてか、従業員たちも遅まきながら店の冬支度を整えはじめた。

壁にタペストリーを飾り、入口には柊のリースをかける。机の一角には小さなツリーを。 そして、主役と言っても過言ではない、クリスマスツリーを置こうとしたところ、従業員の動きが止まった。

「ツリーを置く場所がない……」

なんでも、去年店の大幅な配置換えをしたおかげで、去年ツリーを置いた場所には暖を取るためのストーブがあるのだそうだ。 ちなみに、去年暖房器具があった場所は、今はコートと荷物置き場になっている。我が店を訪れる客の利便性のためである。

客に寒い思いをさせるわけにはいかない。(私だって冷え切った店のオーナー業務など御免である)

さりとてほかにおけるような場所もない。従業員の通路のためである。 愚鈍で頓馬な従業員は、私のように狭い隙間を潜り抜けることができないのだ。

他にも、いっそ外に置いてはどうか(ただし、雨が降ったらショートする危険性があるうえ、強風で倒れないとも言い切れない)や、 いっそ厨房にある冷蔵庫の前にでも飾ってはどうか(何でも「客の目には触れないが、一応ツリーは飾ってある」という、従業員の精神的な問題らしい。馬鹿か)など、さまざまな激論を交わした。

しかし、結局これという案は出ず、今のところ、ツリー配置は見送りとなってしまっている。

ツリーを楽しみにしていた方々には申し訳ないと思っている。 せめて、入口のリースやタペストリーでクリスマス気分を味わってほしい。 どうしてもツリーを見たい方は、駅から我が店に来る途中にある、城南信用金庫前のきらびやかなツリーでも目に焼き付けてくれると幸いである。 

ちなみに、ツリーを出せないがために、従業員が苦心して作り上げた「我が店なりのささやかなクリスマスムード」がこれである。 

少しでもクリスマスムードを感じて下されば幸いである。

2008年12月13日 (土)

自由が丘観測所

最近は冬だというのにとても暖かい。小春日和とでもいうのだろうか。 温暖化の影響だろうが、私にとってはとてもありがたい。昼寝にも力が入るというものである。

そんな中、我が家の温度計が壊れてしまった。 従業員の一人が温度を計るのが大好きなのである。 店の前に温度計を常備して気温の把握に努めるのはもちろん、たとえ健康でも体温をしょっちゅう測る。 大雨の日など、店の前にコップを置いて雨量を測ったこともあるらしい。 我が店の事を「自由が丘観測所」と公言して憚らないのだから呆れたものだ。

この情熱がもっと別の方向へ向けばいいのだが。

そんな従業員愛用の温度計が、ある強風の日に風ですっとんで割れてしまったのだ。風速も測っておくべきだったとしか言えない。

次の日になると、従業員はさっそく新しい温度計を買ってきた。  従業員は、気温だけでなく気圧や湿度も把握したいと息巻いていた。

もしかしたら、店の前に百葉箱が置かれる日も遠くないかもしれない。

全力で阻止しなければ。

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