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我輩は影のオーナーである。名を「さちこ」という。
普段は地方都市にある本社社長室の座布団型デスクの上で 瞑想している。


時折、店の方から「視察に来い」との要請がある。面倒くさいことこの上ないが、従業員から献上されたホッケに免じて、行ってやることにしよう。

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2008年7月

2008年7月31日 (木)

駅に櫓が出来た

ここ最近、駅前が何やら騒がしい。 駅前のロータリーには馬鹿でかい櫓が立ち、笛や太鼓の浮かれた音色が響いてくる。

従業員に問いただすと、何でも今自由が丘の駅前では"納涼盆踊り大会"が開かれているようだ。

この暑い中、空調の整った室内を飛び出して、しかも身体を動かして涼を得ようなど、私としては全く考えられないが、地元住民はにこにこととても楽しそうである。

地元の街の潤いは、ここ自由が丘に店を構える私にとっても喜ばしいことである。

地元住民よ、存分に躍るがいい。

尚、この盆踊り大会は4日間にわたって開催されるらしい。

皆様ぜひ足を運び、この浮き立った雰囲気を感じていただければ幸いである。

2008年7月30日 (水)

雷の恐怖

最近、雷が頻発しているようだ。 一昨日も昨日も、遠くでゴロゴロと鳴っていた。

私は雷ごとき恐ろしくもなんともないのだが、従業員は雷が鳴るたびに気が気ではないようで、雷鳴が轟くたびに肩をビクリと震わせている。 全く、大雨と雷ごときにおびえるとは、従業員もまだまだだな。 私のように泰然自若としていることはできないのか。

「え、でも雷は怖いですよ。 家のアンテナに落ちてテレビやパソコンから火を吹いたり、 水道管に残った水を伝わって、蛇口をひねった瞬間に水道から雷が出てきたり、 雷の日にエアコン付けてたら、エアコンから雷が入ってきたこともあったみたいですよ。 それに知ってました?雷は高いところにしか落ちないって、嘘なんですよ? 何かのテレビの特集で実験してました。 "雷は高い所にしか落ちない"というのを心の支えにしていたのに…。 この店は向かいに電機屋さんあるから、避雷針のおかげで直撃はしないだろうけど、きっと近くに落ちてくるんだろうなあ。嫌だなあ。」

そのあとも従業員は雷への恐怖を等々と語り続けていた。 何でも、落雷が原因でかじになったりとか、雷が人間に直撃したこともあるとか…。

全く、雷一つにおびえるなど、肝の小さい従業員だ。

でもとりあえず、私も雷が鳴ったら押入れなんぞに隠れておこうと思う。 「猫に雷は落ちない」という確証はないのだから。

2008年7月26日 (土)

オーナーとしての業務

「オーナーって、全然仕事してませんよね」

今日従業員が私の毛皮をブラシでとかしながらつぶやいた。

「いっつも寝てるか食べてるかベランダで涼んでるか。いいなあ、オーナーはお気楽で。私もオーナーになりたい」

何という無礼な発言だろうか。 私は従業員たちの知らぬところでこの店のために働いているというのに。

部屋で寝ていたりベランダでぼーっとしているように見えるときには、私はいつもこの店の売り上げをあげるべく思索にふけっているし、 私がちょこちょこほっけやら刺身やらをつまむのは、一定水準以下のものを客に出す訳にはいかないという、非常に崇高なプロ意識の元、オーナーの私自らが店の味を確かめるためだ。決して空腹を満たすためではない。決して。

それに最近、私はオーナーとして新たな仕事を自らに課した。

それは、開店前の店の監視である。 従業員らがまだ眠っている頃、私はまだシャッターも閉まっている店内にひっそりと座り、何か異常が無いか見張り続けているのだ。 たとえ開ける前であっても、私の店には変わりない。 なので私は無人の店内に座り、店内の秩序が変わらずに保たれているかどうかを見守っているのだ。

別に、店内はシャッターが閉まっていて暗くて涼しいとか、煉瓦の感触が冷たくて気持ちいいとか、従業員らの立てる雑音も無く、静かで寝やすいとか、そういう訳では全くない。

私はこの店のことを思い、何か異常などあってはならないと、開店前から目を光らせているのだ。

従業員にもこの崇高な意識を見習ってほしい。

2008年7月23日 (水)

盛夏に向けて

昨日は「大暑」といい、暦の上で一番暑いと言われる日だったのだそうだ。 なるほど。道理で暑かったわけだ。

だが、私にとっては夏の暑さはいつだって厳しい。上等の毛皮に覆われいるというのもなかなか辛いものである。

だが最近、少し嬉しくなるような出来事があった。 そう。痩せたのだ。 私だって一応花も恥じらう雌猫。普段は高尚な思索の海に体をゆだねていようとも、体型の変化に一喜一憂くらいする。

…そういえば最近暑さのせいで、焼きたてのほっけや熱々のしゃけにも魅力を感じなくなってきた。 暑さにより食欲が減退し、それによってよりスリムになったということか。

それに、暑い中で横になって思考を巡らせていると、普段より余計に体力を使っているような気がする。

なるほど、食事量の減少に加え、体力の消費量の増大というおまけまでついていたのか。道理で体が軽くなったわけだ。

夏にも少しは良い所があるではないか。

さっそく食事療法の成果を従業員に見せてきた。 どうだ従業員。少し細身になって、私の美しさもより増したであろう。

「オーナー、たぶんそれ冬毛が抜けたせいですよ。」

「それに最近ほっけやしゃけは食べなくなったけど、そのかわり刺身とかツナとか食べてばっかりじゃないですか」

「そうそう。それにオーナー最近部屋で寝てばっかりだし。少しは外に散歩に行ってきたらどうですか?」

……。 全く、頓馬な従業員達め。暑さのせいで審美眼すら歪んでしまったのだろうか。 私のこの均整のとれた体をみて、感嘆の声もあげないとは。

しかもこの日差しの照りつける中の散歩など愚の骨頂。 暑いときにはまだ涼しい室内で、扇風機の風に吹かれながら思いを巡らせるのが一番に決まっているだろう。

しかしとりあえず、今後は刺身を食べる量を、少し減らしていこうと思う。

2008年7月20日 (日)

マジョリカ夏の新メニュー

私が暑さでへばっている間に、梅雨も明けて本格的な夏が来たようだ。 今までの暑さでもこれだけ堪えるのに、夏が盛りを迎えたらどうしたらよいのだろう。今から頭が痛い。

そんな中、街を視察していると、各種ラーメン屋などに「冷やし中華始めました」という札が下がっていた。 夏限定のメニューということか。

従業員よ、我が店でも何か始めたりしないのか?

「我が店では冷やし中華はありませんが、そうめんなら最近始めましたよ。」

ほほう。では早速見せてもらおう。

氷水の中に細身のめんが漂っていてとても涼しげだ。 魚やささみなどは入っておらず、特に私の心の琴線に触れるものはないが、唯一店で独自に作っているというめんつゆから香る鰹と昆布の芳香には心が躍るというものである。

「暑くて何も食べたくないときでも、つゆがおいしいから、このそうめんならつるっといけるって評判なんですよ」

従業員はうれしそうに語った。 なるほど。そうめんは我が店の心の優しさが発露したメニューということか。 それは結構なことだが、私にとっては刺身の活け造りなんかをどーんと出してくれた方が嬉しいのだが。

今度従業員に提言してみよう。

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