初夏の訪れ
最近めっきり暑くなってきた。
猫などというと、「寒さが苦手」というイメージを勝手に思い描くだろうが、それは誤りである。
「寒さが苦手」であるのと同時に「暑さも苦手」なのだ。
かくいう私も暑さは非常に苦手だ。むしろ寒さより暑さの方が身にこたえる。
寒さの厳しい冬の場合、快適に過ごす方法はいくらでもある。 寒さに備えて冬毛を生やし、ストーブの火で暖められた部屋の、ふかふかした布団の上で丸くなる。もしあるのなら、炬燵の中なんていうのも最高だ。 冬の寒波にはうんざりするが、こうした解決策を講じることによって心地よく過ごしているのだ。
しかし夏の暑さには、策の取り様がない。
いくら暑いからと言って毛皮を脱ぎ捨てるわけにはいかず、室内の気温は太陽などで暖められてもうどうしようもない。 さりとて従業員たちのように行水をするなど狂気の沙汰。 クーラーをつけるという解決策もあるにはあるが、クーラーはあまり好きではないのだ。あの空気の冷やし方には情緒と言うものがない。
今日は雨が降って空気が冷えたのでまだ過ごしやすかった。 だが梅雨を終え、7月8月になると暑い日が続くことだろう。 昨日今日の暑さも身にこたえるのに、これ以上暑くなるとは…。
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